脳梗塞発症後の後遺症

医療
  • 高熱42度後の仕事復帰!後遺症との折り合いのつけ方

    医療

    体温計が42度という高熱を示した日、私は意識不明の状態に陥った。幸い一命を取り留めたが、その後、私を悩ませたのは様々な「後遺症」だった。慢性疲労、集中力低下、記憶力減退、体温調節機能障害、そして精神的な不調。これらの後遺症を抱えながら、どのようにして仕事に復帰し、後遺症と折り合いをつけてきたのかを語りたい。あの高熱の後、私はしばらく休職することになった。身体は思うように動かず、頭もぼんやりとしていたため、仕事ができる状態ではなかった。しかし、いつまでも休んでいるわけにはいかないという焦りがあった。仕事への復帰は、私にとって大きな課題であり、同時に不安でもあった。以前のように業務をこなせるのか、周囲に迷惑をかけないか、様々な思いが頭を駆け巡った。医師からは、無理のない範囲で、徐々に仕事量を増やしていくようにと助言された。私は、この助言を真摯に受け止め、後遺症と折り合いをつけながら仕事復帰の準備を進めた。まず、最も重要だったのは、自分自身の後遺症を正確に把握し、職場に伝えることだった。復職前に、上司や同僚に、自分の身体の状態や、集中力、記憶力にどのような支障があるのかを正直に話した。これにより、周囲の理解を得ることができ、業務量の調整や、休憩時間の確保など、様々な配慮をしてもらうことができた。次に、仕事の進め方を工夫することだった。集中力が続かないため、一度に多くの作業をしようとせず、タスクを細分化し、一つずつ丁寧にこなすようにした。重要な情報は必ずメモに取り、ダブルチェックを徹底した。また、集中力が途切れたと感じたら、無理をせず、短い休憩を挟むようにした。例えば、席を立って軽いストレッチをしたり、気分転換に窓の外を眺めたりした。これにより、集中力の持続時間を少しでも伸ばすことができた。体温調節機能の異常に対しては、オフィス内での服装を工夫した。暑さ寒さに合わせて、簡単に着脱できる重ね着を取り入れ、体温調節がしやすいように心がけた。夏場は冷却グッズを活用し、冬場は体を温めるグッズを活用した。